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2023年度「産業雇用安定助成金」が新体制に変わります!

2023年度「産業雇用安定助成金」が新体制に変わります!

2023/02/01

こんにちは。

助成金・補助金の申請サポートをワンストップで行なっています、

一般社団法人 公的資金導入支援協会のオフィスアシスタント兼WEB担当の伊神です。

 

今日は、2023年度に制度変更のある「産業雇用安定助成金」をご紹介します。

 

産業雇用安定助成金は2021年に施行された「出向」に関わる新しい助成金で、
新型コロナウイルス感染症の影響によって

一時的な事業活動の縮小を余儀なくされている事業主様を対象としています。

 

 

「産業雇用安定助成金」の押さえておきたい要件

 

 

 

「在籍型出向」により労働者の雇用維持に取り組む事業主
「在籍型出向」により人材を活用したい事業主

 

双方が対象となっており、

 

出向元に戻ることを条件とした「在籍型出向」であること、

1ヶ月以上2年以内の出向期間であることが要件となります。

 

 

また、出向元企業に対しては

(新型コロナウイルス感染症拡大の影響により)

最近1ヶ月の生産性指標が前年同月比で5%以上減少していること

=売上が減少している

 

出向先企業に対しては

出向開始日の前日から起算して6ヶ月前から助成対象期間の末日までの間に
事業主都合による解雇を行なっていないことや、

 

雇用指標の最近3ヶ月間の平均値が前年同月比で

大企業の場合は5%を超えてかつ6人以上、

中小企業の場合は10%を超えてかつ4人以上減少していないこと

=雇用人数が減っていない

 

が挙げられ、

 

2社間には関連性がないことも重要です。

 

 

mail他にも要件はありますので、検討される方は事前にご相談ください

 

 

「在籍型出向」の関係性を図解すると

 

 

労働者の方は、

出向元企業との雇用関係を継続し「在籍」したまま

出向先企業にて勤務し、雇用関係を持つことになります。

 

出向期間が終了すると、

労働者の方は出向元企業での勤務へと戻ります。

 

 

 

 

関連性がない出向先企業はどのように見つけるのか?

 

公的機関である「産業雇用安定センター」を利用しマッチングをすることができます。

 

その他、民間でマッチングを行なっているサービスを利用したり、

交流会や知人の紹介などを活用したりと横のつながりを活かすこともできます。

 

関連性がないとは…

 

・出向元と出向先が親会社、子会社でないこと(資本金保有率50%超)

・代表取締役が同一人物でないこと

・取締役が過半数を兼務していないこと

 

※上記に該当しない場合でも、関連性が認められる場合があります

 

 

「産業雇用安定助成金」のコースは3つ!

 

 

産業雇用安定助成金は「雇用維持支援コース」から始まり、

2022年12月には「スキルアップ支援コース」が、

そして2023年度からは「事業再構築支援コース(仮称)」が加わり

3コース体制に変わります。

 

 

「雇用維持支援コース」

 

雇用維持支援コースは、2021年にスタートした産業雇用安定助成金の基本となるコースで、

ここまで紹介したように、「在籍型出向」を行なうことで助成されるコースです。

➡令和5年10月31日廃止

 

「スキルアップ支援コース」

 

スキルアップ支援コースは、「在籍型出向」を行なううえで、

出向により労働者のスキルアップと賃金アップに取り組むことで助成されるコースです。

 

enlightened出向元企業のメリット

自社とは異なる実践経験を積むことで新たなスキルを習得し、

出向終了後、自社の事業活動促進に活かすことができる。

 

enlightened出向先企業のメリット

2年以内という有期条件のある雇用により、効率的に人材不足を解消できる。

 

enlightened労働者のメリット

出向終了後、新たなスキル習得に伴い賃金5%UP。

 

それぞれのメリットをまとめてみましたが、三方良しの仕組みですね!

 

 

「事業再構築支援コース(仮称)」

 

事業再構築支援コース(仮称)は、2023年度新設されるコースです。

現時点で詳細は公開されていないため、変更が生じる可能性があります。

 

このコースは「在籍型出向」ではなく、新たな人材を雇用することで助成されるコースです。

 

具体的には、

 

企業がこれまでとは異なる新規分野の事業に進出したり事業転換を行なったりと、

事業再構築を図るうえで必要な人材(※1)を雇い入れることで助成されます。

 

※1 必要な人材とは、「専門知識を有する」「年収350万円以上」の人材を指します

 

 

気になる「助成対象」「助成額」は?

 

 

「雇用維持支援コース」

 

対象となる経費は「出向運営経費」と「出向初期経費」の2種類です。

 

出向運営経費

出向元・出向先が負担する賃金、教育訓練および労務管理に関する調整費など

=出向中に生じる経費

 

  中小企業 中小企業以外
出向元が労働者の解雇などを行なっていない場合 9/10 3/4
出向元が労働者の解雇などを行なっている場合 4/5 2/3
上限額(出向元・先の計) 12,000円/日

※出典:厚生労働省「産業雇用安定助成金」のご案内

 

出向初期経費

出向元が出向に際してあらかじめ行う教育訓練費など

出向先が出向者を受け入れるための機器や備品の整備費など

=出向準備に係る経費(出向初日までに要した費用)

 

  助成額 加算額
出向元・出向先 各10万円/1人あたり(定額) 各5万円/1人あたり(定額)

※出典:厚生労働省「産業雇用安定助成金」のご案内

 

「スキルアップ支援コース」

 

  中小企業 中小企業以外
助成率 2/3 1/2
助成額

以下のいずれか低い額に助成率をかけた額(最長1年まで)

イ 出向労働者の出向中の賃金のうち出向元が負担する額

ロ 出向労働者の出向前の賃金の1/2の額        

上限額

8,355円*/1人1日当たり

(1事業所1年度あたり1,000万円まで)

(1人あたり1回まで)

*雇用保険の基本手当日額の最高額(令和4年8月1日時点)。毎年8月に改正されるためご注意ください。

※出典:厚生労働省「産業雇用安定助成金ガイドブック スキルアップ支援コース」

 

「事業再構築支援コース(仮称)」

 

助成額は280万円(半年ごとに140万円)

※1企業につき1名

 

こちらの助成金は2023年4月開始予定です。

 

 

助成金申請、受給の流れ

 

 

助成金は、申請すればOKというわけではなく、

事前に「計画書」を提出し受理されている必要があります。

 

そのため、前もって予定を立て準備を始めていく期間が必要となります。

 

 

 

 

mail検討される方、ご相談希望の方はあらかじめご相談ください

 

 

これからの時期、新年度に向けて新たな制度や制度の見直しなど、

順次情報が公開されていきます。

 

「要点を押さえてわかりやすく」をモットーに

ご紹介、ご案内していきますので、新年度に向け、ぜひチェックしてくださいね。

 

 

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  • 1月30日(木)神奈川県 藤沢商工会議所

 

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当記事の内容、ご紹介制度の詳細については記事公開時の最新情報を掲載しており、詳細は公式サイトより抜粋、引用させていただいております。
各種制度は年度毎に見直し更新され、また、年度内にも拡充や予算到達による早期受付終了などがございます。実際のお取り組み、申請の際には最新スケジュールをご確認ください。
また、ご相談はお取り組み前、検討段階にてお問い合わせいただきますようよろしくお願いいたします。


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