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よくわかる「IT導入補助金2023」のまとめ

よくわかる「IT導入補助金2023」のまとめ

2023/07/07

こんにちは。
助成金・補助金の申請サポートをワンストップで行なっています、
一般社団法人 公的資金導入支援協会のオフィスアシスタント兼WEB担当の伊神です。

今日は、人気の高い補助金である「IT導入補助金2023」についてわかりやすくまとめていきたいと思います。今年度の変更点もお伝えしていきますので、ご参考になれば幸いです。

目次

    IT導入補助金2023とは?

    業務の効率化や売上アップを図るためのITツール導入費用の一部を補助するもの

    IT導入補助金は、業務の効率化や自動化を目的として、「ITツール」と呼ばれるソフトウェアやクラウドサービスを導入することで導入経費の一部が補助される補助金です。

    たとえば、顧客管理システムや会計システム、社内コミュニケーションを円滑にするためのグループウェアなどがITツールと呼ばれるものになりますが、会計システムならどんなシステムでも良いわけではなく、IT導入補助金事務局にITツールとして登録されている必要があります。

    ITツールの検索はこちらから

    また、業務の効率化や自動化、それに伴う売り上げアップを目的とした制度であることや、事業計画書を作成・提出し、審査を経て採択されれば受給資格を得られる「補助金」であるため、自社の課題を明確にし、適切なITツールを導入することが重要です。

     


    また、交付決定後のツール購入・導入の流れになりますので、導入したけれど採択されなかったというリスクがなく安心です。

    IT導入補助金2023の3つの枠

    制度詳細は【『IT導入補助金2023』の概要】より引用

    IT導入補助金2023には「通常枠(A・B類型)」「セキュリティ対策推進枠」「デジタル化基盤導入枠」の3つの枠があり、「デジタル化基盤導入類枠」には「デジタル化基盤導入類型」「複数社連携IT導入類型」「商流一括インボイス対応類型」の3つの類型があります。

    どの枠・類型も、生産性向上を目的としたITツールの導入に対する補助金制度ですが、補助対象となるツールや内容、補助率が異なります。採択を目指すには適切な枠での申請も大切になりますので、課題を明らかにし、導入を検討しているITツールを明確にすることから始めましょう。

    通常枠(A・B類型)

    通常と言われる通り一番ベーシックな枠であり、「生産性向上を目的」としたITツールの導入に活用できる基本枠です。導入するツールによってA類型・B類型に分かれます。

     

    【補助対象事業者】
    中小企業・小規模事業者等

    【補助対象経費】

    ◆ソフトウェア

    ソフトウェア購入費、クラウド利用料(最大2年分)

    ◆導入関連費(オプション)

    機能拡張やデータ連携ツールの導入、セキュリティ対策実施に係る費用

    ◆導入関連費(役務の提供)

    導入コンサルティング、導入設定・マニュアル作成・導入研修、 保守サポートに係る費用

     

    また、補助対象となるツールは、下記の要件を満たしていることが必要です。

    《ITツールの要件》

    A類型:下図より1種類以上の業務プロセスを保有するソフトウェアを申請すること(汎P-07のみは不可)
    B類型:下図より4種類以上の業務プロセスを保有するソフトウェアを申請すること

    【補助額・補助率】

    ※赤字は2023年度変更点

    セキュリティ対策推進枠

    セキュリティ対策推進枠は、その名の通りサイバーセキュリティ対策の強化を目的としており、サイバーインシデント(社内情報が不正アクセスや不正行為といった内外の要因によって外部に流出したり書き換えられたりすること)によるリスクを低減するためのITツールの導入に活用できます。

     

    【補助対象事業者】
    中小企業・小規模事業者等

    【補助対象経費】

    ◆ITツールの導入費用(サービス利用料最大2年分)

     

    また、補助対象となるツールは「サイバーセキュリティお助け隊サービスリスト」に掲載されているサービスのうち、IT導入支援事業者が提供しかつ事務局に事前登録されたサービスであることが必要です。

     

    【補助額・補助率】

    デジタル化基盤導入枠

    インボイス制度を見据えたデジタル化への対応を行なうための導入枠であり、会計ソフト・受発注ソフト・決済ソフト・ECソフトの導入費用に活用でき、「会計・受発注・決済・EC」のいずれかの機能を含んでいることが必須条件となります。また、PC・タブレット、レジ・券売機等の購入費用も補助対象となります。

     

    【補助対象事業者】
    中小企業・小規模事業者等

    【補助対象経費】

    ◆ソフトウェア、オプション、役務

    ソフトウェア購入費、クラウド利用料(最大2年分)、
    オプション(セキュリティソフト等)、
    役務費(導入支援費、保守費等)
    ※ 「会計」・「受発注」・「決済」・「EC」の機能を有するものに限る

    ◆ハードウェア

    ソフトウェア・クラウドサービスの使用に資する機器(PC・タブレット、レジ・券売機等)
    購入費用、設置費用

     

    【補助額・補助率】

    IT導入補助金の気になる採択率は?

    補助金の中では比較的高採択率!

    補助金制度は、審査を経て採択されることで受給資格を得られる制度とお伝えしましたが、気になる採択率は昨年度後期から毎回上回る傾向にあり、高い水準をキープしています。

     

    ◆2022年採択率

    • 通常枠(A類型)・・・約58%
    • 通常枠(B類型)・・・約52%
    • デジタル化基盤導入類型・・・約82%
    • セキュリティ対策推進枠・・・約95%

    全体としては約74%と高い採択率となっており、2022年は前年を10%以上上回っています。

    人気の高い補助金であることはもちろん、利用しやすい制度であることもうかがえます。

    どんな企業が申請対象になるのか?

    IT導入補助金は、幅広い業種の中小企業・小規模事業者が活用でき、個人事業主の方も補助対象となります。中小企業・小規模事業者は下記のように定義されています。業種によっても異なりますので、事前にご確認ください。

    IT導入補助金2023 おすすめポイント!

    今年度の変更点もすべて、IT導入補助金を推すポイントです!

    IT導入補助金イチバンのおすすめポイントは、PCやタブレットを購入できること!

    通常PCやタブレット、その他車などは補助事業の他にも活用できる汎用的な資産や設備となるため、補助対象に含まれません。補助金でPCは購入できないと言っても過言ではない中、IT導入補助金の「デジタル化基盤導入枠」では、PC・タブレットの購入も補助対象となり、最大で10万円の補助を受けることができます。

     

    IT導入補助金2023 令和5年の変更点

    さらに利用しやすくなりました!

    通常枠(A類型)/補助下限の引き下げ

    2022年度は補助額の下限が30万円だったのに対し、2023年度は5万円に引き下げられました

    それにより、これまでよりも安価なITツール導入も申請対象となり、2022年度は60万円以上のITツール導入費用が必要であったのに対し、2023年度は10万円から申請可能になりました。

    クラウド利用料の補助期間が最大2年に延長

    2022年度はクラウド利用料の補助が最大1年でしたが、2023年度は最大2年に延長されました。
    より長期に渡って補助されるため、ランニングコストを押さえた導入が可能となり、取り組みやすくなりました。

    デジタル化基盤導入類型の補助下限を撤廃

    「会計・受発注・決済・EC」機能を有するソフトウェアの導入費用補助額の下限が変更となり、こちらは「撤廃」に。通常枠(A類型)同様、より安価なソフトウェアの導入、申請が可能となりました。

    2023年度の変更点は、事業者にとってメリットのあるものばかり。
    より利用しやすい補助金制度となり、更なる申請の増加が予想されます。

    IT導入補助金2023のよくある導入例

    建設・土木・設備系の企業様の場合、打刻式のタイムカードを使用していたり、手書きや手計算で労務管理をしていたりという場合も少なくありません。

    現場作業となるにも関わらず、打刻のために事務所へ出勤、帰社するとなると、移動の時間や費用もプラスで発生してしまいます。

    クラウド型の勤怠管理システムを導入することで直行直帰を可能にし、残業時間を減らし、本来の職務以外に係る経費を削減することに成功した事例があります。

     

    また、小売業の企業様では新型コロナをきっかけに店舗販売が下降傾向にあり、ITツールを導入することで売り上げの増加を果たした企業様もあります。

    ECサイト(ネットショップ)を立ち上げ、全国を対象に販売が可能になったことや、受発注の際の対応もサイト内のシステムを通して自動化、効率化できるようになりました。

    社内に活気が戻り、従業員の方々のモチベーションにも繋がっています。

     

    さらに詳しく知りたい方はこちら
    IT導入補助金2023公式サイト「ITツール活用事例」
    自社の経営課題とデジタル化状況をチェックできる「みらデジ経営チェック」

    IT導入補助金2023今後のスケジュール

    ◆直近の助成金・補助金 個別相談会スケジュール◆

    • 10月16日(水)愛知県 小牧商工会議所
    • 10月17日(木)岐阜県 ワークプラザ岐阜
    • 11月27日(水)オンライン zoom相談会
    • 12月5日(木)オンライン zoom相談会
    • 12月10日(火)オンライン zoom相談会

     

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    当記事の内容、ご紹介制度の詳細については記事公開時の最新情報を掲載しており、詳細は公式サイトより抜粋、引用させていただいております。
    各種制度は年度毎に見直し更新され、また、年度内にも拡充や予算到達による早期受付終了などがございます。実際のお取り組み、申請の際には最新スケジュールをご確認ください。
    また、ご相談はお取り組み前、検討段階にてお問い合わせいただきますようよろしくお願いいたします。


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